ヘアカラーについて
こんにちは堀です
お客様の毛髪の知識は、僕たち美容師に比べると、もちろん低いですよね。
当たり前ですね。当然です。そうでなければ、何やってんだ美容師って話ですよね。
カット、カラー、パーマ、トリートメントといろんなことをお客様にも知って頂きたい。
何故、ああいう風にならないのか、パーマの強さって. . . .などなど
クランクスでは施術前にお客様にわかりやすい言葉で簡単に説明してます。
あまり長々しゃべっても、頭に入らないですからね!
しかしここでは、もう少し詳しくお話したいと思います。
興味が無い方はとばして下さい。
いや、できれば読んでいただきたい!

で、今回はヘアカラーのことについてお話したいと思います。
まずはこちらの画像を見ていただきたい。

これは、レベルスケールといって髪がブリーチされていくに従って変化する明るさと色味の変化を表しています。
これは日本ヘアカラー協会から出してるレベルスケールなので、日本人に多い赤系メラニンタイプです。
メラニンとは髪の中に入ってる色素のことですが
黒褐色のユーメラニンと黄から赤に近いフェオメラニンの2種類があります。
この2種類の組み合わせや量で地毛の明るさや色が変わります。
日本人の地毛はだいたい4くらいです
と、ちょっと、ややこしくなってきましたが
要は日本人は赤っぽい色が元々多い髪なんです!
色の3原色って赤青黄ですが、髪の色も同じです
髪がブリーチされると、青、赤、黄 の順番で破壊されていきます。
5~6が赤紫っぽく7~8で赤っぽく9~10で朱色と13になってもまだ赤っぽいのが残りますね。
そして14あたりから黄っぽくなります
赤と青が破壊されて無くなってきたからです
これを見ると、赤っぽいブラウンにするには日本人の髪はとても適していることが分かります
しかし
外国人風のベージュにしたい!
とか
アッシュにしたい!くすんだ感じに!赤っぽくなく!
という方にはとても不向き!
なんです
なんでかというと次の画像を見て下さい

これはカラーサークルです
対角線の位置にある色を補色と言います
補色を混ぜ合わせると打ち消しあいます。
まずベージュですが



ベージュって本来こんなイメージだと思います
レベルスケールで言うと14~15です
そうです、髪の色で言うと青っぽさや赤っぽさがなくなるハイトーンカラーになります
そして赤みが少ないことがわかりますね
なので、赤みがなくなるところまで、ブリーチするか
カラーサークルの対角線にある補色を使うかしなければなりません
ブリーチしたくなくて、8や9くらいでっていう場合では
赤みやオレンジっぽさを消す補色を使うわけですが
そうなると赤が髪の毛の中から消えるわけではなく、打ち消しあって綺麗な茶色になるっていうイメージなんですね
なので、もう少しシアーな感じを出したければ
ダブルカラーです
1回目のカラー14まで明るくしてから2回目のカラーで8~9のベージュに明るさを下げると
赤や青が少なく明るすぎないシアーなベージュになります
この2つが8~9のベージュ
もちろん13~15レベルのベージュをする方もいます
その場合も1回のカラーでは綺麗なベージュにはなりづらくギラギラした感じが出てしまうので
やっぱりダブルカラーになります
ダブルカラーの場合はダメージが気になりますね
やりたい色を選ぶか、髪の健康を選ぶか、考え方は人それぞれ
その後のことも考えて、担当の美容師と相談しながら決めることをおススメします
クランクスで使っているカラーではベージュだけでも4種類くらいあります
元々微妙な色の調合がされていて、昔のベージュより発色がよくなっております
昔はベージュにさらに青を混ぜてとかしてたのですが
今は1本でいい色がでるようになってます
では次はアッシュ
ですが
長くなってきたのでアッシュはまた今度
ではでは
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